Invisalign
インビザラインの凄さ
インビザラインを希望する患者様にはどうしても抜歯したくないと言われる方がいます。
ワイヤー矯正は抜歯した隙間を利用して歯を並べていくのが一般的ですが、インビザラインは0.1mm単位で正確にお口の中を再現することで、パズルのように並べることが可能になったのです。
下図は上顎前歯の叢生(乱れ)が確認できます。患者様の希望も考慮し抜歯をせずに前歯を並べた症例です。
治 療:上顎の不正、狭窄歯列(20代女性)
総費用:77万円+調整料3,300円/月
期 間:1年9か月
リスク:一時的に食べ物が詰まりやすい、歯が少し動く、矯正中の発音、口内炎等
矯正治療をするうえで歯科医師の診査診断は必須です。また適度な通院はマウスピースの進行具合を確認する上で重要事項です。
最近多くの他社マウスピース矯正治療を見かけますが、私は結局インビザライン他数社に収束すると思います。
とにかく似て非なる矯正治療が多く、便利さを追求するあまり、通院不要とか自宅で型取り等、歯科医師にとっては理解不能、医療行為に抵触するような利便性を提供しようとしています。もちろんそれは安価で提供することを戦略としてますが、歯科医療は簡単ではないです。
また、東京など大都市圏では患者様の取り合い、ベンチャー企業によるマウスピース矯正の顧客獲得サービスなるものが乱立し、そのサービスを医院が利用することでとてつもない額のシステム使用料を支払うことがあります。例えば患者様の矯正相談1件でシステム利用料〇万円とかざらにあります。
このようなことは医療がマーケティング事業の餌食となり経営基盤の弱体化を招くのです。
私がこのような事業に賛同しない理由は、どの事業も波に乗った需要があるときは「雨後の筍」のように似たようなものが出てきますが、結局、本流に収束していくものだと考えているからです。
治 療:叢生 上下4本抜歯(30代女性)
総費用:77万円+調整料3,300円/月
期 間:1年4か月
リスク:一時的に食べ物が詰まりやすい、歯が少し動く、矯正中の発音、口内炎等
他院で矯正の相談をしたところ3年かかると言われ、インビザラインでは治せないと言われた。悩んで当院を受診、1年4か月の治療で終了。
治 療:重度反対咬合 下2本抜歯(30代女性)
総費用:77万円+調整料3,300円/月
期 間:2年3か月
リスク:一時的に食べ物が詰まりやすい、歯が少し動く、矯正中の発音、口内炎等
他院で反対咬合はインビザラインでは治せないと診断さ断られた症例.当院にて2年3か月で治療終了。
マウスピース矯正、歴史等検索すると必ずインビザラインがでできます。マウスピース矯正の歴史は、1997年にアメリカで「インビザライン」が開発されたことから始まりました。2年後の1999年にアメリカで治療が開始され、日本での導入は2006年でした。
世界ですでに1500万人の方に治療が行われ、多くの実績を上げています。
日本導入当初は治療実績も少なく、また動かせる範囲も限られていたため懐疑的な目で見られていました。
しかし2011年アタッチメント(歯につける突起)の開発とiTero(光学による型取り)で飛躍的に技術が進歩し、2013年からはスマート・トラックと言われる柔軟性に富んだ矯正材料を用いることで、持続的に歯に力をかけられるようになりました。
インビザライン、著名人等で検索すると多くの芸能人の方が使う理由がわかるかと思います。